アルツハイマー降圧剤について
アルツハイマー降圧剤について
一般的に痴呆の原因疾患は多岐にわたります。
ですが、アルツハイマー病と血管性痴呆が大部分を占めています。
近年アルツハイマー病の割合が増加していると言われています。
年齢と性別で考えると、加齢とともに痴呆の有病率は増加します。
日本では65歳後半から5歳ごとに痴呆の有病率はほぼ倍増しています。
70歳代後半からさらに高くなっていきます。
性別では女性に有病率が高くなります。
現在、特定の高血圧の治療薬を使用している多くの年配の患者が、
血圧の改善とともに脳の認知的な劣化を予防するということが可能かも
しれないといわれています。
降圧薬バルサルタンが、かなりの効果を示した報告があります。
研究ではアルツハイマー病の脳に特徴的なベータアミロイドタンパク質の
蓄積を防ぎ、認知機能の低下を防いだことを動物で確認したということです。
これはアメリカの米国のマウントシナイ医科大学の精神医学と神経科学の
教授のジュリオ・マリア・パシネッティ 氏が、
The Journal of Clinical Investigation 誌電子版に2007年に発表しました。
アルツハイマー対策
アルツハイマーを引き起こす遺伝学的危険因子として、
制御不可能なものもあるのですが、中には制御可能な因子もあります。
ひとつには教育水準とアルツハイマー病発症率は反比例するということです。
より高い教育を長く受けた人ほど、アルツハイマー病の発症が遅いと言われています。
ということは、教育はアルツハイマー病の発症を遅らせるというわけです。
降圧剤による対策
降圧剤によって血圧をコントロールしていると、血管性痴呆よりも、
アルツハイマー病を予防する効果が証明されています。
高脂血症(高コレステロール)と関連する冠動脈疾患では
アルツハイマー病の危険性が高いです。
糖尿病はアルツハイマー病の危険因子と考えられるが関連はないとする
報告もあります。
喫煙はアルツハイマー病発症の危険因子と考えられています。
食事は魚、野菜、果物の摂取がアルツハイマー病の発症を
予防するという報告があります。
運動は、定期的に運動するほうが運動しなよりアルツハイマー病の
発症率が低く、運動量が多いほどその予防効果が大きいです。
飲酒は少量の場合はアルツハイマー病の発症リスクを軽減させることができます。
精神的ストレスは、長期にわたる心理的&社会的ストレスが自律神経、
内分泌系、免疫系の反応を介して脳機能に悪影響を与えると考えられています。